安全に飲むためのコップ選び〜誤嚥を防ぐために、コップにもひと工夫〜

お茶を飲むときによくむせる、コップを傾けるとつい顔が上を向いてしまう、

福寿ではそんな方にこんなコップを用意しています。

高齢になると、飲み込む力が弱くなり、水分でむせたり、誤嚥を起こすことがあります。特にコップから飲む際に頭を後ろにそらす姿勢になると、飲み込みにくくなる場合があります。

今回紹介させていただくコップは、飲む時に淵が鼻に当たらないよう工夫されている為、頭をあまり後ろに傾けることなく飲むことができます。

軽い素材で持ちやすく、飲み口も広すぎない為、一度にたくさん流れ込むのを防ぎます。 毎日の水分補給だからこそ、使いやすいコップで安心して美味しく水分を取っていただきたいと思います。 ( 福寿デイサービスセンター 平田久美子 )

90歳代男性の死因の1位は肺炎です。そして高齢者の肺炎のほとんどが誤嚥による肺炎です。人間は、いろんなお話ができるよう、空気を口から沢山吐けるように進化してきました。このため、他の哺乳類と比べて、口と気道の間が広くなっています。しかし、このことが、食べたものが、気道に入って行くリスクを増加させてしまいました。若い頃は、飲み込むときに反射的に気道を塞いでいますが、高齢になると反射的に気道を閉じられなくなり、口腔内の物が肺に入ってしまう誤嚥のリスクが増加します。そしてそれが、肺炎の増加につながります。嚥下する時に、上を向いていると、食道の入り口が狭くなり誤嚥するリスクがますます増加します。下を向くと、食道の入り口が広がり、誤嚥しにくくなります。福寿は、誤嚥を防ぎ、肺炎による死亡を減らすため様々な工夫をしています。この変な形のコップもその一つです。 ( はぶ医院 土生裕史 )

デイサービス広報誌2026年9月号に記載